第二新卒の転職はやめとけ?転職成功させるために知っておくべきこと

第二新卒の転職は「やめとけ」という風潮が強くあります。
この風潮に関して正しい部分もありますが、今の時代に則しているのかと言えば微妙です。
こういった風潮を鵜呑みにしてしまい、「転職はやめておこう」という意思決定をしてしまうと、キャリアアップのチャンスを逃してしまうこともあります。
「とりあえず転職はやめておいて現状維持するか」こういった選択がかえって市場価値を落とすリスクがあることについて、下記記事で解説しています。
私は第二新卒での転職を成功させることができました。
第二新卒で転職して、得られたメリットは下記です。
成長環境のある職場で働ける。
人間関係の圧倒的改善。
日曜日の夜が憂鬱でなくなった。
新卒入社した企業では、やりがいのない仕事を夜遅くまでこなす毎日で最悪でした。
今では、日々やりがいのある仕事に取り組み、成長実感を感じながら信頼のおける仲間と楽しく仕事をしています。
あれだけ憂鬱だった日曜日がなくなり、毎朝ワクワクして目覚めています。
私からすると、「第二新卒で転職なんてやめとけ」って風潮は正直よくわかりません。
この記事では、第二新卒で転職はやめたほうが良い人の特徴と理由について解説します。
✔︎この記事の信頼性
第二新卒での転職を成功させ、今では倍率200倍超えのホワイトITコンサル企業で働いています。
「第二新卒の転職はやめておけ」という風潮はいかにおかしいものなのか、徹底的に解説します。
目次
第二新卒とは何か?
まずは定義を明確にするために、第二新卒とはなにか?というのを予め明確にしたいと思います。
一般的な定義としては、「学校を卒業して3年以内の人」です。
高卒、大卒関わらずになります。
「新卒」や「既卒」との違いは、正社員として働いたかどうかにあります。
第二新卒は一度企業で正社員として働いた経験が有ることが絶対条件です。
第二新卒で転職はやめとけと言われる理由
第二新卒の転職を「やめとけ」という風潮がある一番大きな理由は
「転職難易度が高いこと」です。
転職をする際に、面接官はその人が長く活躍してもらえるか というのを重視して見ています。
第二新卒の面接時、面接官は「この人はこの会社に入ってもすぐに辞めてしまわないか?」というのを特に見ています。
「この第二新卒はうちに入ったら長く活躍してくれそうだな」
このように面接官に思われれば、勝ちゲーです。
どうすれば、第二新卒は転職で成功できるのか?
その秘訣は、典型的な「第二新卒の転職失敗パターン」を避けることにあります。
第二新卒の転職失敗例をご紹介し、こうした失敗を防ぐためにはどのような対策を練れば良いのか?
解説していきます。
第二新卒での転職失敗例
第二新卒をやめとけと思う典型的な失敗事例がこちら。
第二新卒で転職したはいいものの、新しい職場でも嫌な上司がいた。。
面接時に聞いてた話と違う。全然やりたい仕事ができない。。
やりがいのある仕事ができると思ったら、また地味でつまらない仕事ばかり。。
転職して、結果自分に合わない職場になってしまった。
なんなら給料も対して変わらないのに、労働時間が増えた。
こういった絶対に避けたい「第二新卒転職失敗事例」には、大抵の場合同じ原因があります。
典型的な「転職すべきでない」第二新卒の特徴をご紹介します。
第二新卒の転職失敗事例①衝動的に転職する
「職場での人間関係でトラブルがあった」「休日出勤、残業が多過ぎる」
などといった理由で現職の企業に不満を持ち、転職を検討する第二新卒は多いと思います。
もちろん、上記も立派な転職理由です。
ただし、衝動的に転職を決断することはやめておいたほうがいいです。
なぜなら、衝動的に転職してしまい、転職したはいいものの転職先にも同様の不満をもち、むしろ転職しなければよかった・と後悔してしまうのが最悪のパターンだからです。
10年間しかない貴重な二十代の時間を、転職ミスでロスしてしまうのは勿体なさすぎますね。
入社した会社には、志望動機や魅力に感じた点があって就職したはず。
第二新卒の方は、衝動的に決めず、最低1ヶ月、自分で考えたり家族や友人など信頼できる人にも相談した上で転職を決断しましょう。
第二新卒の転職失敗事例②新卒就活と同じように転職活動を考えている
新卒入社での転職活動は「とにかく説明会に参加する」「20-30社エントリーする」といったとにかくアクション量を増やすやり方が主流。
これを、転職時も行ってしまうのはやめときましょう。
「転職活動疲れ」で自分にマッチしていない企業だとしても内定をもらったら妥協して決めて後悔することも。
第二新卒の転職活動の鍵は、「会社の社風や環境と自分のマッチ度」を再重視し、ミスマッチがないよう意識しましょう。
第二新卒の転職失敗事例③転職先を決める前に退職してしまった
「一刻も早く現状から脱却したい」と焦りすぎて、転職先が決まる前に退職してしまう。
収入が途絶え、なかなか転職先が決まらず焦る。
貯金が十分にあればいいのですが、入社3年に以内だとそうはいかないケースも多いでしょう。
転職活動に時間がかかり、貯金がなくなり生活が厳しい・・となると、じっくり自分にあった会社を探す余裕がなくなってしまいます。
収入が途絶え、貯金が減ることから焦ってしまい、ベストな決断ができない…。
こういった失敗を避けるためにいくら早くやめたくても、転職先が決まる前に退職するのは絶対にやめましょう。
第二新卒の転職失敗事例③退職する理由を、周りの人や会社のせいにしている
退職理由を全て周りの人や会社のせいにしてしまうと、転職先でも同じような不満を抱いてしまい、前に進めません。
入社時には自分の判断でその会社に入ったはず。
一度立ち返って、なぜ転職したいと思ったのか?
次こうならないためには自分はどうするべきか?
この2つをしっかり考え、転職を検討しましょう。
実践的な転職理由の書き方、伝え方【回答例も交えて超具体的に解説します】
第二新卒で転職しない=リスクはあります
第二新卒は転職やめておけ! 新卒入社した会社で長く働き続けるべき、
という風潮に従い、転職を検討すらせずに思考停止で働き続けるということがノーリスクだと思われがちです。
実は真逆で、第二新卒でも転職しないことにはリスクがあります。
新卒で入社した企業に、惰性で働き続けて気がついたら何のスキルもない、市場価値のない人間になってしまう。
無理して働き続けて、体調を崩し休職する。
このような、「第二新卒で転職しないリスク」をあらかじめ知ることはキャリアを考える上で必須。
私が思う、第二新卒で転職を考えないリスクをご紹介します。
社会人経験が長いと転職難易度が上がる
20代後半にもなると、ある程度スキルを求められるようになり実力があるか、というのが選考基準になります。
第二新卒では、経験や実力の差がまだまだ少なく、ポテンシャルがあるか、やる気があるかというのが選考基準のウェイトの大部分を占めます。
長く働き続けた結果、特にスキルを習得できず30代間近で辞めたくなった..
このケースが最悪で、転職する企業の選択肢がかえって狭まってしまうことも。
その会社での将来性がないと判断したならば、第二新卒でも早めに転職したほうが長期的にみてローリスクだったりします。
第二新卒で転職成功する人の特徴
先ほど転職をやめたほうがいい、第二新卒の特徴を紹介しました。
では、どのような方が第二新卒で転職を成功させるのでしょうか?
第二新卒で転職を成功させる人は、新しい職場で生き生きと働き、活躍し自分のキャリアを切り拓いています。
第二新卒の転職の成功が、年収を数百万円あげることも。
ここでは第二新卒で転職を成功させる人の特徴を紹介します。
前職でしっかり成果を残している
職務経験は少なくても、「仕事で成果を残した経験がある人」は再現性が高く、次の職場に行っても活躍する割合が高いです。
そのため、「前職で活躍した経験」がある人は面接官に好意的に受け取られます。
また、転職先でも活躍し、すんなりと役職が上がっていきます。
「今いる職場で成果を残した人」は第二新卒でも、転職が成功しやすいです。
「こうなりたい」というキャリアイメージが明確にある
・30歳には起業したい
・ワークライフバランスの保てる会社で働いて、20代後半には家庭を持ちたい
・収入を増やしタワーマンションに住みたい
などといった、明確な将来のビジョン・目標が有ると◎。
目標を達成するためにどういった環境の会社で働くべきか?というのが定まり、希望にあった会社に転職を成功させることが出来ます。
また、具体的なキャリアイメージがあるということは、必然的に自己分析がしっかり出来ているということでもあります。
自己分析の精度が高い、という意味でも転職に成功しやすいです。
決断力があり、フットワークが軽い
行動力がなければ、転職は成功しません。
たとえ、希望する企業の面接で選考に落ちてしまったとしても、それでショックを受けてしまいアクションがなくなってしまうのでは、いつまでたっても前進させることが出来ないです。
転職活動には、一定の慣れが必要です。
いきなり、転職活動を成功させることはできません。
自己分析をしっかり行い、企業研究を重ね面接もある程度数をこなすことでやっと慣れてきます。
また、転職活動にはフットワークの軽さも大事。
有益な情報を得るために、積極的に採用担当者にコンタクトを取ったり、実際に社員と会う約束を組んだりと、フットワーク軽く情報を収集することで、自分にあった会社を探すことが出来ます。
個人的な意見:第二新卒でも「やってみよう」
私は、第二新卒で転職することは、まったくやめたほうが良いとは思っていません。
むしろ、転職活動は積極的に行うことで、自分の将来のキャリアプランを見直すことが出来るので良いと考えています。
転職活動したからといって、転職しない選択肢もある
転職活動=転職ではありません。
転職活動をした結果、納得いく職場が見つからなかったり、やっぱり転職しないで今の職場で頑張ろうという結論になることもあります。
また、転職活動する分にはタダです笑
転職活動に必要な、転職サイトに登録したり転職エージェントに相談したりというのは、基本全て無料で活用することが出来ますので、金銭的負担がかかりません。
入社して3年以内で転職するなんて辞めておけ!という風潮のせいで、転職活動をすることを選択肢にも入れずにチャンスを逃し続ける数年を過ごしている若手を多く見かけます。
やる気の出ない職場で働き続けて、時間を浪費することのほうがリスクです。
転職活動をした結果、やっぱり現職が自分にあっているな、と気がつくこともあります。
今いる職場に疑問を感じたら、しっかりと自己分析の上まずは転職活動をチャレンジしてみることで、思いがけず自分にあった企業に出会えることもありますよ。
自分のキャリア観を客観的に見つめ直せる。
転職を検討することで、自分と向き合いキャリア観を醸成することが出来ます。
自己分析をしっかり行うことで、日々の業務にも確信をもって取り組むことが出来ます。
第二新卒の年代の若手にとって、長い人生納得のいくキャリアを形成するためにも、深い自己理解は必要不可欠です。
転職活動を通じて、キャリア観を強固なものにすることが出来ます。
第二新卒向けの転職エージェントの活用がオススメ
納得のいく転職活動をするために、相談相手に壁打ちをすることは必要です。
前述の通り、第二新卒の転職活動は難易度が高く、転職活動のプロであるエージェントと相談しながら対策を練っていくことがオススメ。
まずは無料で受けられる、大手の転職エージェントを登録しキャリアアドバイザーに相談してみましょう。
キャリアアドバイザーと会話することで、客観的な意見も取り入れより強固なキャリアデザイン、自己分析を行うことが出来ます。
マイナビジョブ20’s
『マイナビジョブ20’s(トゥエンティーズ)』は、20代に特化した20代・第二新卒・既卒向け転職エージェント です。 20代の転職市場を熟知したキャリアアドバイザーが、一人一人の求職者を担当し、入社までをサポートしてくれるので、第二新卒の方の相談相手として特にオススメ。
充実したサポート体制を無料で受けることが可能です。
【パソナキャリア】
大手総合型転職エージェントのパソナキャリアの無料転職サポートを受けられます。
特徴はなんといっても、大手の安心感。
そして、キャリアアドバイザーの方がとても親身に相談にのってくれました。
平日・土曜日は日中だけでなく夜間も面談可能。
第二新卒の方向けの転職エージェントとおすすめ理由については、下記記事でも詳しく紹介しているので是非参考にしてみてくださいね!
まとめ
「第二新卒で転職はやめとけ」なんて風潮に惑わされてはダメ!
第二新卒で転職しちゃダメ、やめとけ!
こんな風潮、なんて誰が決めたのでしょう?
自分の人生の使い方は、自分自信で決めるもの。
実際に私も、年間売上4兆円超えの大企業から1年でベンチャー企業に転職した一人。
周囲から「石の上にも三年」「せっかく大企業にはいったんだから、辞めずに続けなさい」など耳にタコが出来るほど聞かされました笑
でも、転職して本当によかったなと実感しています。
今では程よくゆるい会社でやりがいのある仕事にチャレンジ。
休日はコメダで朝から自分の本当にしたい副業に勤め、
友達と定期的にバーベキューやキャンプなど楽しんでいます。
【体験談はこちらで書いています】
ベンチャー転職して一年間。実際に感じたことや体験談をぶっちゃけます
「転職したい」と思ったら、自己分析をしっかりした上で、転職活動にチャレンジしましょう👍