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仮説を生み出し方【問題意識を持つ×引き出しを増やす】

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仮説思考を持つことが仕事において重要であることは解説しました。

それでは仮説はどのように生み出せばいいのでしょうか。

仮説構築の推進力の源は、「問題意識をもつこと」と「仮説の引き出し」に分けて考えることができます。

つまり、下記の式のようなイメージです。

仮説構築力=問題意識×仮説の引き出し

それでは、詳しく解説してきます。

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まずは問題意識を持つことが仮説のスタート

日々どれだけの目的意識や問題意識をもって仕事に取り組んでいるかが、仮説構築のスタート地点です。

危機感がなく、もっとこうしたい、このままではまずい、と思っていない状態では仮説は創ることができません。

もっとよい仕事がしたいだったり、未来をより良くしたいといった問題意識があってこそ、

「なぜこうなるのか?」といった疑問がわき、仮説を立ててみようという前向きなエネルギーが生まれるのです。

問題意識を持って仕事をしていると、面白いことに、無意識に摂取している情報の中から仮説のタネとなる関する知識や、

情報が自然と自分の頭の中に飛び込んでくるものです。

キャノンの社長が「20時間仕事のことを考える」と言っていたのは、ここに繋がります。

【読書紹介】キャノン社長から学ぶ「仕事の哲学」

問題意識を持ち、仕事のことを考えているとある時筋のいい仮説が立てられるようになってきます。

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引き出し(ビジネスへの理解)がないと仮説は立てられない

皆さんは仮説構築、と聞くとなんとなく、頭のいい人がなにもないところからアイデアをひねり出すようなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?

ロングセラーであるジェームスW・ヤングの「アイデアの作り方」にはこう書かれています。

「アイデアとは既存の要素の新しい組合せ以外の何ものでもない」

これを仮説と読み替えれば、こうなります。

「仮説とは、既存の知識の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」

成功する知識の組み合わせの可能性を増やすためにも、ビジネスに関する知識の幅を広げることが大切です。

仮説の引き出し=知識(経験から得た知識+学習で得た知識)+情報

知識のうち、もっとも重要なのは仕事をはじめとした自分の経験から得た知識です。

「こうしたら、こうなった」という経験から得られる知識は蓄積され、頭に最も深く刻み込まれます。

一方で、経験から得られる知識は自分の経験したことからしか学べないので、

深さと幅が業務で経験できることに限定されてしまう大きな弱点を抱えています。

そのため、なかなか全体感が持てなかったり、構造化ができないという限界があります。

この経験を補うのが、体系的に学ぶことによって培われる知識です。

また、必要な知識や幅がどれくらい求められるのか、というのは自分が接する「問い」の質に左右されます。

例えば、「どうすれば自社の利益を増やせるのか?」

といった問いに答えるためには、売上と費用を始めとする会計の知識はもちろんのこと、

増収のためのマーケティングの知識も必要になります。

ポジションが上がり、より高い視座が求められる問いに答えなければならないほど、

必要な知識レベルも上がっていきます。

まとめ

髙いポジションに就いても、高いパフォーマンスを発揮するためにはそのポジションに就く前から

ある程度知識を身に着け、自分なりに仮説のイメージが立てられる状態に仕上げる必要があります。

そのために、学習や経験を通じて知識の引き出しを増やし仮説思考の場数を多く踏むことは必要不可欠です。

量は質に転化します。皆さんも是非知識を沢山インプットしながら、日々の業務に問題意識をもち、

仮説構築のトレーニングをしていきましょう。

 

 

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