転職理由で「やりがいを求めて」はOK?おすすめの伝え方【面接対策】

前の職場ではやりがいがなく、転職をしたい
でも、それって面接でどうやって伝えれば良いのか?
こんな悩みに答えていきます。
やりがいを求めて は主張しすぎないほうが良い
結論ですが「やりがいを求めて転職します」は、前の会社への不満と捉えられてしまうこともあるので強く主張しすぎない方がいいでしょう。
リスク1 やりがいがないとすぐに辞めてしまうのでは?と思われる
「前の仕事にやりがいを感じなかった」と捉えられてしまうと、
「うちに転職してもやりがいを感じなかったら辞めるのかな…」
と面接官の方に捉えられてしまうのが転職面接のリアル。
そうなってしまうと、当然面接合格率も下がってしまうでしょう。
すぐに辞めてしまうと思われないために、伝え方に工夫が必要になります。
リスク2:企業がやりがいを作ると勘違いしているのでは?と思われる
2つめのリスクとして、「企業側がやりがいを作ると勘違いしているのでは?」と思われてしまうことです。
この人、受動的だな。会社がやりがいを作らないと、やりがいを感じないのかな、という印象を面接官に与えてしまうリスクがあります。
リスク3:やりがいを感じなければ仕事の質が下がると思われてしまう
3つめのリスクは、「やりがいを感じなければ仕事の質が下がる。つまりメンタル次第でクオリティがブレてしまうのでは?」
と捉えられてしまうことです。
このように、「やりがいを求めて」という転職理由は以外にもリスクが多い。
とはいえ、他に理由がない場合、伝え方を工夫すれば「やりがいを求めて転職」も立派な転職理由になりますし、
むしろ「この会社では頑張ってくれそうだな、活躍しそうだな」と面接官に好印象を持ってもらえることも。
詳しく解説します。
転職面接での「やりがいを求めて」の伝え方
やりがいを感じる仕事とセットで伝える
例文「前の仕事では、個人プレーで何とか出来る部分も多くあったが、チームマネジメントやチームで成果を出すという仕事にチャレンジしたいと思い、転職を希望しました」
単に前の職場でやりがいを感じなかった、という転職理由ではネガティブ思考だな、という印象を面接官に与えてしまいます。
そうなることを防ぐためには、「自分がなにに取り組みたいか。なににやりがいを感じるか」ということをセットで伝えることが大切になってきます。
なぜこの会社でやりがいを持って仕事に取り組めると思うのかを話す
やりがいを求めるということを転職理由にするのであれば、
なぜこの会社ではやりがいを感じて仕事を出来ると思うのか
これを丁寧に伝えることも必要。
どういったところに魅力を感じているかを明確に伝えることができれば、
面接官にこの会社ではやりがいをもって仕事に取り組めるということをアピールすることが出来ます。
守備範囲が広い=理想が高すぎないことを伝える
また、転職理由で「やりがいを求めて」を伝える際の注意点としては、理想が高すぎないということを主張することです。
やりがいを感じる基準が高いと面接官に判断されてしまうと、その会社でもこの人はやりがいを感じることはないのでは?
と捉えられてしまう危険性も。
先程の例文のように、「チームで仕事をしたい」といったように、比較的ハードルが低いものをやりがいと設定するのがオススメ。
やりがいを感じなくてもベストを尽くせると伝える
前職での仕事のエピソードなど、やりがいを感じていない環境でもクオリティの髙い仕事が出来ることを面接官に伝えましょう。
そうすると面接官は下記のように捉えます。
「やりがいを感じる職場で働いたら、この人はどれだけ成果を残せるんだろう・・」
ネガティブな印象より、むしろ「期待」を持っていただくことに成功していますね。
やりがいを感じなくてもプロとして仕事で成果を残せるが、やりがいを持って仕事をできれば更にベストパフォーマンスを出せます!というスタンスで自分をアピールしましょう。
やりがいを感じる「業務内容」が限られていると思われないようにする
ある特定の業務内容にのみ、やりがいを感じると伝えてはいけません。
「この人、使いづらいな..。 融通きかないのかな」
という印象を面接官に与えてしまいます。
まとめ
やりがいを求めて転職を希望される方は多いと思いますが、
意外と転職面接では伝えづらい転職理由になります。
とはいえ、伝え方を工夫すれば面接官に、活躍しそうだな頑張ってくれそうだな、と好印象を持たれることも可能。
この記事では、転職活動でのうまい転職理由を解説しましたが、まだ退職をされていない方であれば、
下記記事で「社内向け」の退職理由の話し方を詳しく解説しているので参考になるかもです。
【新卒も可能】上司への退職理由の伝え方【円満退職できました】
この記事を参考に転職面接で役立てていただけますと幸いです。