転職理由は本音で伝えたほうがいい?【本音と建前、言い換えの極意】

転職を検討しているが、転職理由を本音で面接官や上司に伝えて良いのかわからない…
このような悩みにお答えします。
私が前職の大企業を辞めた理由は、「仕事がつまらない」からです。
【第二新卒でOK】新卒入社したIT系大企業を3ヵ月で辞めた話
でも、当然その言葉どおりで話すと波が立ちます。
考えに考え抜いた転職理由の「本音と建前」、「言い換え」の技術をこの記事でシェアしていきます。
目次
転職理由のランキング
リクナビNEXTの調査によると、退職理由の本音のランキングはこのようになっています。
1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
4位:給与が低かった(12%)
5位:仕事内容が面白くなかった(9%)
6位:社長がワンマンだった(7%)
7位:社風が合わなかった(6%)
7位:会社の経営方針・経営状況が変化した(6%)
7位:キャリアアップしたかった(6%)
10位:昇進・評価が不満だった(4%)出典:リクナビNEXT
これらは本音で話してもいいものなのでしょうか?
解説していきます。
転職理由は本音で話してもいいの?
転職面接では基本的には正直に話していい
転職面接などでは、基本的に正直に転職理由を伝えたほうがいいです。
というのも、下手に嘘をついても面接官にはすぐに見破られてしまうからです。
相当に設定を作り込んでも、深堀り質問でガタが出て、面接官に少しでも違和感を与えてしまうとジ・エンドです。
面接官は人を見るプロですので、仕草や話方、矛盾はすぐに気がつくものなので転職理由で嘘をつくのは絶対NG。
嘘をつくリスクを晒すくらいなら、後で紹介する「言い換え」を使ったほうがいいので転職理由は正直に話しましょう
退職する際の社内にはゴリゴリ建前を使う
転職面接では理由を正直に話すべきですが、
退職する際の上司や同僚に転職理由を話すときは、必ずしも本音で話す必要はありません。
むしろゴリゴリに建前を使って乗り切りましょう。
当然ですが上司に対して「上司と合わなかった」などと正直に転職理由を話したら、人間関係にヒビが入り、円満退職ができなくなります。
なので、社内向けには「新しいことに挑戦したかった」「新しい環境で心機一転がんばってみたい」など鉄板の退職理由(建前)でやり過ごすのが良いでしょう。
このあたりは下記記事で詳しく解説しています。
【新卒も可能】上司への退職理由の報告方法【円満退職できました】
転職理由のポジティブな言い換え方法
では、転職理由を面接官に伝える際に、どのようにポジティブに言い換えるのでしょうか?
上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった
部としての営業方針に疑問がありました。
私の所属していた部ではデジタル化が進んでおらず、営業リストの取得をチラシで行っていました。
私はより効率よくできるWeb集客を提案しておりましたが、「うちは昔からこのやり方だ」との一点張りで耳にも入れてもらう事ができず、
より先鋭的な技術も活用している御社の志望を希望しています。
労働時間・環境が不満だった
前職では朝7時から夜22時までの勤務が常態化していました。
業務効率化をすることでの業務時間短縮を幾度となく提案していましたが、「やり方を変えるつもりはない、うちは昔からこのやり方で成功してきた」と
話を聞いてもらうことはできず、ワークライフバランスを整えるために転職を決意しました。
給与が低かった
給与が低く、生活が厳しかったため転職を希望しています。
現在私は月収が18万円で、手取りでいうともう少し低い金額になります。
先輩社員の方に聞いても、5年経っても給与は対して変わらないと話を聞き、今後家族をもつことも考えると今の職場では給与面で厳しいとおもいました。
御社の売上向上に貢献し、キャリアアップを実現していきたいと考えています。
ちなみに、この言い換えは「キャリアアップしたかった」という転職理由の際にも同様でOKです。
会社の経営方針・経営状況が変化した
前職では社長が変わってから経営状況が一気に悪化しました。
社長が会社のお金を自分ごとのように使うようになってから、上司なども無駄な飲み会、タクシー移動費などを経費で落とすようにたちまち支出が増え、経営状況が悪化しています。
こうした状況から、今いる会社では長期的な展望が見えなくなり、転職をけついしました 。
まとめ
転職理由は面接では正直に。退職時には建前を使って話しましょう。
うまーく本音と建前、言い換えを使い分けることで円満退職することもできますし、面接でも面接官に好印象を抱いてもらうことができます。
また、正直に転職理由を話すことは面接官にとって好印象ですし、失敗がしにくいです。
この記事を参考に、ぜひ本音と建前を使い分けて転職を成功していただければ幸いです。
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