【筋の良い仮説を立てる】仮説思考で取るべきステップと具体的成功事例

仮説思考で取るべきステップについて、この記事では解説していきます。
思いつきレベルの仮説をデータや事実で補強しながら、確からしい仮説へ育てアクションをとっていきます。
最初に仮説をたてる際に、データを詳細まで収集することもありますが、最初のうちは自分の経験だったり、すでに知っていることをもとに考えてみましょう。
情報過多の現代に、データが無いところから考えるのはとてもつらいことです。
ただ、情報をあえて頼りにせずに考えられるかどうかが思考の質を左右します。
情報が不完全だから考えられないではなく、想像力をフルに働かせて考えてみましょう。
以下の仮説を立てるプロセスは、思考のプロである経営コンサルティングの仕事の進め方を参考にしたものになります。
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仮説思考のステップ①まずは仮置で課題に対する仮説(ストーリー)をたてる
コンサルティングマンはもちろん自分の治験が全くない業界や企業のプロジェクトに取り組まなければならないことも多いです。
その際には、まずはネットでの検索や各種調査、業界紙はもちろんのこと、知り合いだったりその企業のOB,業界の経験者などにインタビューし
その業界の構造や顧客企業の直面している問題点を掴みます。
その後、かなり早い段階で仮説としての答えを出してしまいます。
パワーポイントによる最終報告を明確にイメージし、仮説をもとにしたストーリーを作ります。
この際に具体的なデータ収集などは一切行いません。
想像力をフルにしておおまかな報告資料を作ってしまいます。
その後に実際にデータをあつめて仮説検証的に資料を作っていきます。
仮説としての言いたい結論を先に作り、その結論を云うために必要な論拠をもとに仕事をすすめるのでこれは逆算思考といっても良いかもしれません。
若手のコンサルタントが短期間で仮説構築力を伸ばすことが出来るのは、まさにこの仮説思考、検証のプロセスを拘束で行うことが出来るからなのです。
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仮説思考で好成績を残している具体例
仮説思考を業務に折込、高い業績につなげている企業として最も身近に存在しているのは、セブンイレブンです。
セブンイレブンでは実はオーナーからアルバイトに至るまで仮説思考で商品を発注することを求められています。
「おそらくお客さまこういう理由でこういった商品を求めるはずなので、この商品が売れるはず」といったように、自分なりのストーリーをもとに商品を発注しています。
その上で、販売後に店舗販売データをもとにどの商品がどの時間帯にどれくらい売れたかが見える化し、仮説の検証が行えます。
この仮説思考と仮説検証を毎日繰り返すことで、商品発注の精度を上げていくことができ、他コンビニチェーンよりも10万円近く高い平均日版を維持しているのです。
仮説思考、仮説検証を繰り返すことで成果に大きな差が出る
一回だけの仕事であれば、仮説を持って仕事をしたか否かに大きな差は出ないのかもしれません。
しかし、セブンイレブンの例からもわかるように、仮説思考を繰り返すことで大きな差に繋がります。