嫌われる勇気~「承認欲求」を捨て「他者貢献」を大切に生きていく~

皆さん、「嫌われる勇気」を読んだことはありますか?
アドラー心理学の関連書籍で大人気の「嫌われる勇気」は、自分の人生は自分で選択して生きたい方に、ピッタリの書籍になっています。
私自身、新卒3ヶ月で入社した大企業を退職する決断をし、大学時代にインターンでお世話になったベンチャー企業に入社することを決意しました。その際にこの「嫌われる勇気」で得たエッセンスに第へん救われました。本記事は「承認欲求」を捨て「他社貢献」を大切に生きていくという考え方について書いております。
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こんにちは、自由ログ(twitterフォローはこちらから!)
冒頭でも記述した通り、私は新卒入社した超大手起業を3ヶ月で辞め、ベンチャー企業に転職する決意をしました。
そのなかで一番悩んだことは、
・新卒3ヶ月で退職なんて、親や職場の人にいいづらい
・それでも、自分の選択で自分の人生の決断をしたい
この2つの考えが対立し、葛藤する日々を過ごしました。
その中で以前読んだアドラー心理学の「嫌われる勇気」を再読し、本質をついたアドラー心理学に感銘を受けました。以下ではアドラー心理学のエッセンスを簡単にまとめていきます。
あなたは他者の期待を満たすために生きているわけではない
「自分が自分のために生きないのであれば誰が自分のために生きてくれるのか?」
これは重要な問いかけです。人生の中でも受験、就職活動、転職、結婚など大きな節目はいくつもあります。その度に大きな決断を迫られます。状況によっては両親や他の人が自分の決断をどう評価するのか、ということを考えてしまい自分が本当に望む決断を下せなかったり決断を保留してしまうことはありがちな話です。
私も転職を考えた際に「三年間続けてから転職したほうがいいのではないか」「三年といわず、せめて一年間だけでも…」と何度も悩みました。
しかし、自分の人生を生きる上で、だれよりも自分を大切にしないといけないのは、他でもないあなた自身です。
ここで一つ、他者の評価からの承認欲求を捨てるテクニックが紹介されています。
それは、自分の課題と他者の課題を分離することです。
承認欲求を捨てることが出来ないのは、この課題の分離がうまくいっていないからです。
自分の人生において、あなたの課題は「自分の信じる道を選ぶ」ことだけです。
その決断に対して他者が好意的に評価したり、否定的に評価することは「他者の課題」であり、これはあなた自身にはどうしようもないことなのです。
例えばあなたが大学を中退し、起業をする、という決断をした際に親が反対することは、あなたの課題ではなく「親の課題」であり、決して気にしてはいけない、とアドラーは論じています。
他者との比較ではなく理想の自分との比較
健全な劣等感は他者との比較ではなく理想の自分との比較である。人生は競争ではないことを理解することの重要性をアドラーは説いています。他者との比較の人生は、「勝たなくてはいけない敵」を増やすだけで幸せな人生にはならない、ということがアドラーの主張です。
上を目指したい、という人間が持って生まれた欲望ですが、比較対象は他者ではなく理想の自分を目指しましょう。
また、そのことにより他者は敵ではなく味方に変わります。
「コミュニティの中に居場所があること」これが人の幸福の条件だとアドラーは述べています。
自分がコミュニティで価値を発揮しているという実感を得るために、他の人の評価を気にするばかりで不自由な「承認欲求」を求めるのではなく、他者に見返りを求めない貢献を目指す「他者貢献」が大事だとアドラーは述べています。
まとめ
「嫌われる勇気」は自由で幸福な人生を生きる上で本質を突いた内容が記述されていると私は感じました。 他者の評価が気になり、窮屈な毎日を過ごしている方。これから自由に意思決定をし、幸せな人生を歩みたい方にオススメの書籍です。