仕事に活かせるロジカルシンキング【具体的に語るとは】

仕事で他者とコミュニケーションを取る際に大事なことは、具体的に語る、ということです。
どれだけ意味のあり、ロジックの通った主張の枠組みを作っても、具体性に欠けてしまうと相手に伝えることはできません。
逆に、論理構成に無理があったとしても、インパクトのある具体的事象があれば、メッセージがダイレクトに伝わることもあります。
この記事では、相手に明確にメッセージを伝えるために、重要なポイントを解説します。
具体的に語るポイント①数字で語る
具体性を出すための一つの方法が、「数字」です。
例えば、「市場が大きくなっています」というよりも、「この市場は毎年5%成長を遂げています」といったほうが、インパクトはありますよね。
数字を使うと言っても、経理や、会計などの特別な知識は必要ありません。
単に伝えたいことを数字で表現するだけで大丈夫です。
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具体的に語るポイント②ストーリーを語る
具体性をだすためのもう一つのポイントが、「ストーリーを語る」ということです。
相手にとって情景がイメージできるような話を添えることが大切です。
例えば、「現場がめちゃくちゃバタバタしていて、オペレーションが回っていません」
というメッセージを伝えたい場合、それだけ語っても相手はイメージが湧きません。
「現場ではオペレーションが回っていません。昨日A社から受注を受けたのですが、仕入先のB社が仕入れに3日停滞する、と言われたのです。通常であれば1日で仕入れできるはずだったので、それを基準に納期を設定していたのですがこれでは間に合わないと」、現場がてんやわんやしています」
とストーリーを伝えたほうが、明らかに伝わりやすいでしょう。
先程の「数字」同様に、ストーリーについても、具体的に考えていない人にはほとんど語れません。
何を伝えるための具体性なのか、見失わない
最後に、最も大切なことが具体的に語るための目的を絶えず抑え続ける、ということです。
「どんなメッセージを伝えたかったのか」
これを忘れてしまうと、メッセージに関係のない数字や具体例を語ってしまうことになります。
そうなると、数字やストーリーが一気にメッセージを伝えにくくする足かせになってしまうのです。
「今、自分は何を伝えようとしているのか?」
この問いを抑え続けることを、基本動作とすることで目的を見失ったストーリーや数字を話すことを防止できます。
まとめ:日々の実践あるのみ
ここまで理解していただけたら、あとは実践を繰り返し、自分のものにしていくのみ。
この記事をみて概念的に理解するだけにとどめず、ぜひ実践を通じてコミュニケーションのポイントを会得していただければ幸いです。
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