【例あり】面接で転職理由を質問されたときの答え方【落とし穴】

「転職理由」は面接で必ずといっていいほど聞かれる質問の一つです。
この記事では、面接での転職理由の答え方について、具体例も交えながら解説していきます。
目次
回答のポイント
不満をつらつらと話さない
転職理由を答える際の一番のポイントは前職の職場への不満を強調しないことです。
「キツい」「ツラい」「やりがいを感じなかった」などのネガティブワードは、面接官にいい印象を与えないので避けるべき。
「やりがいを感じなかった」を転職理由で話すコツは下記記事で詳しく解説しています。
転職理由で「やりがいを求めて」はOK?おすすめの伝え方【面接対策】
御社なら実現できると思う理由を用意する
企業分析をした結果、自分の志望動機を御社であれば満たせます、というロジックにしないと志望動機との整合性が取れなくなってしまいます。
転職理由において大切なことは、その転職理由が御社に入れば満たされる、実現できるということを論理的に伝えることです。
志望動機と一貫性をもたせる
転職理由と志望動機は切っても切り離せません。
転職理由が、前職への不満だけだと消極的な人だな、と思われてしまいかねないので、
しっかりとこういったことを実現したい、というキャリアプランを語りましょう。
嘘はつかない
できるだけ面接官に高評価を得られるようにと嘘の転職理由を作り出してしまう方は多くいます。
無理に聞こえの良い転職理由を作り出す必要はありません。
転職を希望している以上、前職になにかしらの不満があったことは面接官も前提として理解をしています。
本心と全く違う転職理由にしてしまうと、深堀った質問をされた際に矛盾が出てしまう可能性も。
下手に嘘をついたり、盛ったりするよりは本音の理由をベースにうまく面接官の方に工夫する伝え方を意識するほうが得策です。
前向きな姿勢・熱意を強調する
転職理由は、面接でも答えるのが特に難しい質問の一つだと思います。
弱気さだったり、自分の至らなさが強調されてしまう質問であるからです。
転職理由について深堀り質問をたくさんされても、自身を持って受け答えすることが大切。
たとえ転職理由について、厳しい指摘を受けたとしても、過去の自分の弱さを認めて成長し、改善するという姿勢を示すことで、面接官に好印象を持っていただくことができます。
OKな転職理由例
今の職場で私は毎朝6時から、夜の22時まで勤務をしています。
一部業務の外注や業務効率化を提案し、職場環境の改善を試みたのですが「うちは昔からこうだから変える気はない」と突っぱねられてしまい改善の見込みがありませんでした。
ワークライフバランスを改善したく、転職を決意しました。
良いポイント
◎労働時間についてだれが見ても長い時間勤務しているということを数字で説明している
◎そういった環境を変えるために、自発的に動いたという話がされている
給与が低く、生活にゆとりがないのが転職理由です。現在月収17万円程度ですが、先輩社員さんは5年たっても給与に改善が見られないと話を聞きました。 両親の介護や、今後私が家族を持つと考えると今の会社の給料では厳しいと考え、転職を決意しました。御社では成果に応じたインセンティブや昇給面談があると伺っております。 御社で成果を残し、売上で貢献することで自分自身の経済的困難を打破し、キャリアアップをしていきたいと考えています。
良いポイント
◎「月収17年」「5年たっても改善されない」など数字を交えて具体的に課題について説明している
◎また給与が足りていない背景として「両親の介護」「今後家族をもつこと」といった面接官に納得感のあるものを伝えている
ダメな転職理由例
上司に嫌われていると思ったので、転職を決意しました。
上司は細かい私のミスにも揚げ足を取り、周りにも聞こえる大きな声で私を怒鳴ります。
一つのミスで小一時間怒られ続けたこともあります。 これ以上上司と働くのは難しいと思ったので、転職を決意しました。
人間関係の「好き嫌い」を転職理由にするのはNGです。
どんな職場でも、人間関係の「合う・合わない」は必ず存在します。
こうした感情論を転職理由にしてしまうと、「うちに来ても同じ理由で辞めてしまうのでは..」という不安を面接官に植え付けてしまいます。
まとめ:しっかりと自己分析し回答をブラッシュアップしよう
転職理由については面接で必ず聞かれる質問の一つ。
だからこそ回答はしっかりとしたものを用意しないと、面接官に悪い印象を与えてしまうことにも。
この記事で紹介した注意点や参考例をもとに、転職理由を練り上げていただければ幸いです。