30代の転職理由ランキング 〜30代転職のメリット・デメリットから面接の対策を紹介〜

30代の転職では、20代と違ってポテンシャル採用はほぼ無くなります。採用企業が求めるものは30代と20代で大きくことなるからです。では、30代で転職するならどんな準備や転職理由が必要なのか。
私は、大手から倍率200倍のベンチャー企業に入社して面接官をしております。30代を採用するときの転職理由の判断基準を踏まえて解説します。
目次
30代の転職理由ランキング
30代で転職する人の転職理由、ダントツの1位は「業務内容」
次いで「キャリアチェンジ」が2位と職務を理由に挙げる方が全体の約77%を占める結果となりました。
実際に30代の方の面接をしていてあげられる転職理由には、「今まで培ったスキルを活かし、外の世界で視野や経験を広げたい」(35歳 男性,営業職)「よりスキルアップができる環境へ挑戦したい」(32歳 男性,IT業界)など、更なる自身のスキルアップを目指す方も多いようです。また30代になると仕事にも慣れが出て、転職活動を行う余裕を持てることもきっかけになるようでした。
転職理由3位には「会社の経営状況」、4位には「労働時間、残業時間」、5位には「年収」が挙がっています。
30代になると「この先この会社で長く働けるのか?」を現実的に見極めるようになり、結果的に長期就業に懸念を感じて転職に移るケースも多いようです。
一方今回あまり挙がらなかったのは「勤務地」や「人間関係」といった転職理由でした。この2つの理由は社内での異動や自身の転居でカバーできる可能性が高く、比較的短期的目線での転職理由と言えますので、30代の転職者はより長期的目線をもって転職を慎重に考えているようです。
30代で転職のメリット・デメリット
メリット
30代転職のメリットは、これまで培ってきたキャリアをもとに即戦力として採用してもらえることです。20代転職はポテンシャルで採用するケースも多いのに対し、30代転職はこれまでの経験やスキルをしっかり評価します。
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デメリット
30代転職のデメリットは未経験分野への転職が難しくなることです。これまでの知見を活かして即戦力で働いて欲しいと企業側は思うわけなので、業界チェンジされる理由を好みません。
あなたがもし、20代で今の業界は嫌だなと感じているのならすぐに転職活動を始めましょう。
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30代の転職で考えるべきこと
「自分は何をしてきたか」「その経験を生かして転職後に何ができるか」を具体的に問われる
20代のように私の強みかガッツと素直さです。のような転職理由が評価されるポテンシャル採用とは行きません。
あなたがやってきた結果やプロセス、考えを事前に棚卸しし、面接に臨みましょう。
自分の事をわかっていて、あなたの会社であればこのように活躍できますとアピールすることができれば高確率で転職もうまく行きます。
まずは、これまでの仕事を棚卸ししてみてください。
年収やポジションが下がるケースも多い
今の年収が高いのは長い間、その業界で知識とスキルを積み上げてきた結果が評価されてるので年収が高いのです。
同じ業界の同じスキルを使うような競合に行くなら年収もアップできると思いますが、年収やポジションは下がるケースも多い事を十分承知した上で転職活動を始めてください。
前職と同じかさらに高い年収を目指すことは可能
知識やスキルがあれば転職で年収をあげることは可能です。
具体的な方法はこの本を読むとかなり参考になるのでおすすめです。
著者は新卒でホームセンターに入社しましたが今はリクルートにいて年収1000万円を超えています。
その年収アップする転職に詳しいので参考にしてみてください
https://twitter.com/moto_recruit?s=20
「長く働き続けられる会社か」という視点を持つことも重要
20代であれば「これをやりたい」という挑戦意欲を優先し、うまくいかなかったら別の活躍の場を探すこともできますが、30代になったら先のキャリアを考え、腰を落ち着けて働ける会社を選ぶ必要が出てきます。
転職先を探す時は職場の労働環境や評価制度、社内のキャリアコースなどを確認し、「年齢を重ねても活躍できる会社か」という着眼点を持つようにしてください。
30代の転職理由でよくある質問
Q:前職と同じ営業職として別の業界に転職したいのですが、職種が同じでも異業界への転職は難しい?
A:20代に比べたら難しくなります。しかし営業というスキルは貴重なので業界の知識さえキャッチアップできたらすぐに活躍もできるようになると思います。転職の時には営業のスキルがわかるように面接で伝えてみてください。
Q:これまでに3回転職していますが、30代でこの回数は不利になりますか?
A:転職の理由によります。回数は特に問題ありません。前向きなのであれば不利にならないですし、後ろ向きなのであれば不利になります。
Q:若い人が多い会社に30代で転職すると何かデメリットはある?
A:デメリットは年下の上司ができる可能性が大きいということでしょうか。しかしながら若い人が多い会社は活気があるので年齢を気にせず結果で評価される環境がいいです。結果を出すことに自信があるならすぐにマネジメント職にも慣れると思います。
まとめ
30代の転職は、20代の転職とは企業側のニーズがまったく異なります。転職したいと考えたら、まずは自分のキャリアを振り返って実績や強みを洗い出し、それをできるだけ高く評価してくれる会社を選ぶという視点を持つことが成功のカギになると知っておきましょう。